【個人情報対策】JAPHICマーク取得企業で個人情報が漏えいすると業務が停滞する理由

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JAPHICマーク取得企業は、個人情報保護体制に優れた企業ではありますが、そのリスクを100%排除することはできません。
わずかな隙を突かれてしまい、大事な個人情報が漏えいすることは十分に考えられます。
また個人情報が漏えいすると、JAPHICマーク取得企業は業務が停滞しますが、その理由は一体何でしょうか?

JAPHICマーク取得企業で個人情報が漏えいすると業務が停滞する理由5選

JAPHICマーク取得企業の個人情報漏えいが業務の停滞を引き起こす理由としては、主に以下のことが挙げられます。

・影響範囲の確認
・システムの停止
・顧客への連絡
・セキュリティ強化
・公表や記者会見

各項目について詳しく説明します。

影響範囲の確認

個人情報の漏えいが業務の停滞を引き起こす理由としては、まず影響範囲の確認を行わなければいけないことが挙げられます。

個人情報漏えい時、JAPHICマーク取得企業はどの情報がどのくらいの規模で漏えいしたのかを特定しなければいけません。
また顧客情報の件数や種類、漏えいした経路などを詳細に調べる作業は、多くの時間と人員を要します。
そのため、どうしても本来の業務は停滞してしまいます。

システムの停止

システムを停止しなければいけない場合も、個人情報漏えいによって業務が停滞します。

JAPHICマーク取得企業における個人情報漏えいの経路がシステムにある場合、被害の拡大を防ぐためにシステムを停止させることがあります。

これにより、業務の根幹に関わるシステムが使用できなくなり、広範囲で業務が停止することにつながります。

顧客への連絡

JAPHICマーク取得企業は、個人情報が漏えいした本人、主に顧客に対して早急な連絡をしなければいけません。
具体的には、漏えいの事実と経緯を説明し、謝罪する対応が必要不可欠です。

このとき、コールセンターの増設や個別の連絡などによって、大量のリソースが割かれます。

また顧客からの不安やクレームの問い合わせが殺到し、通常業務は必ずと言って良いほど滞ります。

セキュリティ強化

JAPHICマーク取得企業は、個人情報漏えいが起こった原因を分析し、セキュリティ強化を実施しなければいけません。
こちらはセキュリティシステムの強化だけでなく、従業員教育の徹底、情報管理体制の見直しなどが含まれます。

またこれらの再発防止策を導入するには、当店通常業務のフローを変更し、どこかにプログラムを組み込まなければいけません。
つまり個人情報漏えいが起こったJAPHICマーク取得企業は、その直後だけでなく、継続的に業務が滞りやすくなるということです。

公表や記者会見

組織としての規模が大きいJAPHICマーク取得企業などは、個人情報漏えいの事実を公表するだけでなく、記者会見を開かなければいけないことも考えられます。
これらは社会的信用の失墜を防ぐため、迅速かつ誠実な情報公開が求められるからです。

特に記者会見については、企業の上層部などが多く参加することがあるため、JAPHICマーク取得企業全体の業務には少なからず影響が出ます。

またそこまで会社の規模が大きくないJAPHICマーク取得企業の場合、上層部が現場の業務の中枢を担っていることも考えられます。
例えば、企業の役職者が情報セキュリティ担当者を兼業しているようなケースです。

このようなケースでは、従業員に対しインシデント後の指示を迅速に送れない可能性があるため、業務が停滞する可能性も高まります。

まとめ

JAPHICマーク取得企業にとってもっとも怖いのは、やはりわずかな油断によって個人情報漏えいなどの情報セキュリティ事故が発生することです。
マークの取得に血のにじむような努力を行ったにもかかわらず、このようなわずかな個人情報漏えいが起こっただけでも、社会的信用は一気に低下します。
場合によってはマークを剥奪されることも考えられるため、日頃から全従業員が高い意識で個人情報保護に努めるべきです。

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