【個人情報対策】JAPHICマーク取得企業におけるヒューマンエラーの種類と対策について

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ヒューマンエラーは、個人情報を徹底的に保護するJAPHICマーク取得企業にとって、ときに外部からの攻撃よりも脅威になるものです。
こちらは個人情報漏えいにつながることもあり、実際事故が起こってしまうと信用は失墜します。
今回は、JAPHICマーク取得企業におけるヒューマンエラーの種類と対策を解説します。

JAPHICマーク取得企業におけるヒューマンエラーの種類

ヒューマンエラーとは、従業員の判断ミスや不注意によって起こる意図しない結果、事故のことを指します。

JAPHICマーク取得企業の従業員も、当然ヒューマンエラーを起こしてしまうことがあり、こちらには主に以下の2種類があります。

・ついつい、うっかり型
・あえて型

ついつい型、うっかり型はもっとも多いヒューマンエラーの種類であり、名前の通り従業員の意図的ではない行動によって起こるものです。
またあえて型は、従業員の過失によって起こるヒューマンエラーです。

ついつい、うっかり型のヒューマンエラー対策

ついつい型、うっかり型のヒューマンエラーは、以下の種類に細分化されます。

種類 概要
記憶エラー 知識不足や方法を忘れたことで発生するヒューマンエラー
認知エラー 情報の聞き間違い、見間違いなどによって発生するヒューマンエラー
判断エラー 今どのような状況か、次に何をすべきかなどの判断を間違えて発生するヒューマンエラー
行動エラー 単純に方法や手順を間違えたことで発生するヒューマンエラー

JAPHICマーク取得企業の記憶エラーを防ぐには、個人情報保護のため業務におけるポイントについて、マニュアルを作成しておかなければいけません。

マニュアルが形として存在すれば、知識不足や物忘れにも対応できます。
可能であれば、パソコンなど個人情報が含まれているデバイスを使用する際、すぐ確認できるようデスクに書面として置いておくことが望ましいです。

また認知エラーについては、複数の従業員におけるダブルチェック、トリプルチェックを実施することで、ある程度対処可能です。
一人では見逃してしまう問題も、複数人であれば発見しやすくなります。

さらに判断エラーについては、従業員を対象とした講習会などを開催し、徹底的に判断ミスがないように教育するしかありません。
こちらは行動エラーに関しても同じことが言えます。

ちなみに判断エラーは複数のタスクを同時進行したときに、優先して行っている業務以外に意識が向かず、他の作業をおろそかにすることで発生するものもあります。
つまり、各従業員が抱える仕事量が多ければ多いほど、判断エラーは起こりやすくなるということです。

あえて型のヒューマンエラー対策

あえて型のヒューマンエラーは、ついつい、うっかり型と比べて非常に悪質です。
従業員が社内のルールを守らなかったり、横着したり、手抜きしたりすることによって発生します。

例えば、パソコンの画面をロックしなかったことにより、情報を盗み見られた場合などが挙げられます。

またこのようなヒューマンエラーは、JAPHICマーク取得企業の従業員が各行動に対する意義を理解していないことで起こりやすくなります。
なぜその作業が必要なのかわからなければ、面倒に感じてしまい、「これくらいしなくても良いか」と考えるようになるということです。

そのためJAPHICマーク取得企業では、個人情報保護対策について学ばせる際、必ず行動の意味を明確に伝えなければいけません。

まとめ

どれだけJAPHICマーク取得企業の上層部が個人情報保護に力を入れても、実際業務の大部分を行うのは従業員です。
そのため、ヒューマンエラーのリスクを下げなければ、一度マークを取得しても簡単に信用が低下してしまうおそれがあります。
またさまざまなヒューマンエラーに対処できるように、JAPHICマーク取得企業は社内の適切な取り組みを構築しなければいけません。

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