JAPHICマーク取得企業に求められるのは、適切な個人情報の取り扱いです。
ここでいう取り扱いには、使用や管理だけでなく、破棄も含まれます。
また個人情報を破棄する方法には、シュレッダーや焼却などがありますが、その他にも水につける方法があります。
今回はこちらの方法のメリット・デメリットについて解説します。
個人情報を水につけて破棄する方法とは?

多くの個人情報を取り扱うJAPHICマーク取得企業の中には、紙媒体による個人情報の運用をメインに行っているところもあります。
このような個人情報が含まれる書類については、水につけた後に破砕、つまり細かく破ることで破棄しやすくなります。
そのままでは破りにくいですが、紙は水を含むと破れやすくなるため、実際この方法を採用している企業は少なくありません。
個人情報を水につけて破棄する方法のメリット

あらかじめ水につけて個人情報を破棄する方法には、以下のメリットがあります。
・コストがほとんどかからない
・手軽にできる
・情報が読み取りにくくなる
各メリットについて詳しく説明します。
コストがほとんどかからない
JAPHICマーク取得企業が個人情報を水につけて破棄する場合、コストはほとんどかかりません。
専門業者の溶解サービスを利用する場合や、シュレッダーを購入する場合は、ある程度の費用が必要です。
一方水につける方法は、水と大きめの容器を準備するだけで行えます。
手軽にできる
先ほどのメリットに通ずるところがありますが、水につけて個人情報を破棄する方法は、とても手軽に実践できます。
水と容器を用意できる場所であればどこでも実施できますし、他に道具を使用することもありません。
情報が読み取りにくくなる
個人情報を水につけて破棄する場合、ふやけた書類は情報が読み取りにくくなります。
特に水性インクの場合、水に浸すことでインクがにじむため、そのまま破砕すれば個人情報の漏えいリスクはかなり軽減されます。
中でも、インクジェットプリンターで印刷された文書には高い効果を発揮します。
個人情報を水につけて破棄する方法のデメリット

一方、JAPHICマーク取得企業が個人情報を水につけて破棄する方法には、以下のデメリットがあります。
・大量の書類の処分には向いていない
・情報が完全に消えない場合がある
・環境への影響
各デメリットについて詳しく説明します。
大量の書類の処分には向いていない
水につけて個人情報を水につけて破棄する方法は、大量の書類を処分するケースには向いていません。
水につけて紙をふやかし、細かくちぎっていくという作業は非常に簡単ですが、書類が多ければ多いほど時間がかかります。
もちろん、水につけた書類をそのまま丸めて捨てるだけであれば、ある程度負担や時間は軽減できます。
しかし、JAPHICマーク取得企業の個人情報の破棄方法として、こちらは不適切だと言えます。
情報が完全に消えない場合がある
油性インクや一部の水性インクについては、水に浸しても完全に消えない場合があります。
このような書類の場合、破砕した一部から個人情報を読み取られてしまう可能性があります。
また1枚1枚、個人情報が完全に消えているかどうか確認する作業は非常に煩雑です。
環境への影響
たくさんの書類を水につけて処理した場合、排水処理が必要になる場合があります。
特にインクなどがにじんだ水が大量に出てしまったとき、その水を処理する場合は環境への悪影響が懸念されます。
まとめ
JAPHICマーク取得企業が取り扱う個人情報は、完全に破棄されて存在が消失するまで、JAPHICマーク取得企業の管理下にあります。
そのため、破棄の方法を間違ってしまうと、思わぬ形で個人情報漏えい事故につながってしまうことも考えられます。
個人情報の漏えいだけは、JAPHICマーク取得企業の地位を維持するにあたってあってはならないことであるため、十分に対策を取りましょう

