【個人情報対策】JAPHICマークのデザインや使用上の注意点について

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JAPHICマークを取得した企業は、適切な個人情報保護体制を整備、運用していることが認められるマークを使用できます。
しかし、すでにマークを取得しているからといって、何の制約もなく、自由にマークを使用できるわけではありません。
今回は、JAPHICマークのデザインとあわせて、使用上の注意点について解説します。

JAPHICマークのデザインについて

JAPHCマークは、青を基調にしたデザインが施されています。
青である理由は、こちらの色が“誠実”という意味を持っているからです。

また、JAPHICマークには、盾のデザインがあしらわれていますが、こちらは組織における個人情報を盾で守るというイメージをロゴマークにしたものです。

医療・介護事業者に特化したJAPHICマークメディカルについては、デザインの趣旨はJAPHICマークと同じですが、盾の部分にメディカルの記号である十字が追加されていて、通常のマークとの差別化を図っています。

ちなみに、JAPHICマークのデザインはマーク部、認証番号に分かれていて、認証番号の括弧内の数字は更新回数を表しています。
毎年括弧内の数字が増えますが、初年度の場合括弧はありません。

JAPHICマーク使用上の注意点について

上記のJAPHICマークを使用する際には、さまざまな点に注意しなければいけません。

まず、印刷でマークデータを使用する場合は、ベクターデータ(ai形式)を使用します。

ベクターデータとは、点の座標やそれを結ぶ線を数値データで記録、再現する画像方式をいいます。
画像を色の付いた点の羅列、集合として表現するビットマップデータとは違い、データを展開するたびに数値データを再計算するため、拡大、縮小、色変更、変形をしても、画質が損なわれないのが特徴です。

画質を損なうことなく、どのようなサイズにも適応できるため、看板やポスターといった大きな印刷媒体はもちろん、Webデザインなどの使用することもできます。

ai形式は、Abobe Illustratorなどのグラフィックデザインソフトで開くことができます。
ただし、ファイルを展開する環境がないと利用することはできません。

また、拡大縮小するとき、画像の縦横比率を変更してはいけません。
具体的には、マークやその下の認証番号などの位置についても変更不可で、縮小する場合は、認証番号が目視できる大きさにします。

その他のルールで言うと、色の変更や、マークに文字、画像(模様またはデザインの一部)を重ねることも禁止ですが、グレースケールの使用は認められています。
グレースケールとは、白から黒までの段階をグラデーションによって表現する方法であり、カラーよりもデータサイズを抑えながら、濃淡を滑らかに表現することができます。

ちなみに、条件を満たせば、JAPHICマークの拡大縮小や色の変更は可能ですが、このとき加工できるのは、配布された電子データのみです。
配布された電子データ以外を加工したデータは、認証番号が目視できるサイズであったり、グレースケールであったりしても、使用は認められていません。

JAPHICマークを使用できる範囲について

上記の注意点を押さえたJAPHICマークは、以下のようなさまざまな範囲でマークを使用することができます。

・名詞
・ホームページ
・転倒
・広告、宣伝資料
・販促物
・説明書
・封筒
・社用便せん
・契約約款 など

ちなみに、一部認証を受けた事業者の場合は、事実の誤認が生じないよう、対象部門についてもあわせて記載しなければいけません。

まとめ

ここまで、JAPHICマークのデザインや使用上の注意点について解説しましたが、いかがでしたでしょうか?
JAPHICマークについて、取得事業者は“自社のマーク”という認識を持たないようにしましょう。
JAPHICマークは、あくまで第三者機構に使用を許可されたマークであり、“借りているもの”と認識しておかなければ、前述したような使用上のルールを破ってしまうおそれがあるため、注意してください。

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